店長日記
八幡と田倉の新たな楽しみ方をご紹介します
不規則な動きをしている台風の影響で雨風が強い日が長く続いております。
今日は少し変わった焼酎の楽しみ方をご紹介します。
日々、焼酎を飲んでいると、残り少なくなった焼酎で、一杯のお湯割りが作れる量が残ってない。なんてことがあると思います。
一年程前、高良酒造様の八幡を飲んでいるときに、一杯作れない量しか残っておらず、足りない分を田倉で補ったことがありました。
結果、驚くほど美味しかったんです。
立ち上がる香りや含みは八幡のコクや芋の濃厚な味わいで、余韻に近付くにつれ、田倉の爽やかな甘味へとグラデーションのように移り変わります。
それぞれ単体では感じられない新たな味わいが生まれ、その余韻の長さも特徴的です。
ブレンド比率
意識せず混ぜたので、再現ができず。
八幡と田倉を二升ずつ用意して、1ヶ月かけ様々な配分でブレンドした結果、八幡6:田倉1の割合であの味わいが再現できました。
比率はかなりシビアです。
どちらかが少しでも多いと、多い方の味わいに振れてしまいます。
お試しの際は計量カップでしっかりと計量することをおすすめします。また、少量でブレンドすると再現できない事が多いです。
おすすめの分量は八幡300mlに田倉50ml。
1年を通してたまに作って飲んでいましたが、6月から10月頃の八幡と田倉が相性が良いと感じます。
もう暫くすると八幡は少しずつ新酒がブレンドされていきますが、八幡のパンチが強くなると少し八幡優勢の味わいとなります。
高良酒造様に許可はいただきましたが、蔵元様がこだわり抜き、製品化されたお酒を意図的に手を加えるのは賛否あるかと思いますが、お手元に八幡と田倉がある方は、是非お試しを!
いつもとは違う八幡と田倉に出会えると思います。
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.09.11
- 19:23
佐藤酒造の製造現場へ。令和8年の仕込みテーマ「一気通貫」に込められた想い
仕込み風景「原料処理・醪など、マルダイ商店公式Instagramにて公開しております。
鹿児島では、県内の各焼酎蔵で芋焼酎の製造が始まり、活気付いております。
今年のサツマイモは例年に比べ、大ぶりで良い物が収穫されており、新酒も楽しみです。
先日、お休みをいただき、家族で霧島へ小旅行へ行ってきました。
旅先の宿へ向かう道中に佐藤酒造があるのですが、吸い込まれるように蔵の駐車場へ。
話をしていると、ちょうど今期の仕込みの中で初めての芋切りが始まったとのことで、急遽、見学させていただけることに。
原料処理を徹底して行うことで有名な佐藤酒造。
芋の溝に付いた土を綺麗に洗い流し、傷んだ芋や、芋のヘタなどを切り落としながら選別します。
処理後、時間経過で現れる痛みがあるため、ベルトコンベアで運ばれた芋は蒸し器に入る直前で最後のチェックが行われ、痛みのある芋は取り除かれ、原料処理があまい芋は再度、芋切り場へと戻されます。
そうして人の手と目で厳しくチェックされた芋は蒸して一次もろみに加えられ、手作業で櫂入れしながら撹拌し二次もろみへとなります。
4歳になる我が子は、芋洗いや芋切り現場を見学したり、もろみの香を嗅いだり、櫂入れ体験までさせていただき、ニコニコしながら貴重な経験をさせていただきました。かなり羨ましかったです!
佐藤酒造は、「酒は1人で造るものではなく、蔵の全員で造るもの。」の考えのもと、製造に取り組まれております。
「原料である芋を切る手から、飲み手の口元まで、すべてが1本の線でつながって1本の焼酎が完成する。」
その気持ちを更に強くするため、令和8年の仕込みのテーマを「一気通貫」とし、自分の目の前の仕事が誰につながっているかを頭に浮かべながら仕込みに向き合っているそうです。
年に一度、今年は10月20日に発売される、あらあらざけ黒麹も、楽しみです。
- 2026.09.08
- 15:42
牛ノ根蒸留所「蜜滴Sun」レビュー|蜜のような甘みを楽しむ新感覚の芋焼酎
朝、夜は少しだけ暑くなくなり、コオロギの鳴き声が聞こえてくるようになってきました。
本日飲んでいる焼酎:牛ノ根蒸留所「蜜滴Sun」
本日飲んでいるのは、牛ノ根蒸留所様の「蜜滴Sun」。
蜜滴デザート焼酎の第一弾として発売された芋焼酎。
牛ノ根蒸留所が自社栽培したベニハルカを4ヵ月かけ、糖化熟成及び水分蒸散させ、高糖度のさつま芋で仕込まれております。
蜜滴製法用に特注で造られた芋蒸し機を用い、芋の貯蔵方法から糖化管理、焼酎の製法に至るまで、これまでにない新製法で造られた芋焼酎です。
香りと味わいの特徴
香りは焼き芋、紅茶やリンゴ、花のような甘くフローラルな香りが感じられます。
濃厚でありながら、瑞々しさも感じられる、非常に上品で気品を感じさせる甘みが感じられます
高濃度に圧縮されたようなリンゴの中心の蜜のような味わいから始まり、糖化熟成され、ねっとりとした焼き芋のような甘味や、バニラのような味わいが感じられ、余韻のビターなアクセントが心地よく感じられます。
お湯割り、ロック、ソーダ割りなど、幅広い飲み方で楽しめますが、氷を使用せず、冷蔵庫で冷やした冷水で割る、水割りが絶品で、この焼酎が持つ、特徴的な蜜を想わせる濃厚な甘みが雑味なく感じられます。
また、ベビーチーズや6Pチーズをつまみに飲むと、濃厚な甘みとチーズの味わいがマッチし、レアチーズケーキのような味わいが楽しめます。 是非、お試しを!
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.09.05
- 09:05
尾込商店「さつま寿」レビュー|濃醇な旨味と煮豆が相性抜群の芋焼酎
今年の夏もちゃんと暑いですね!
スーパーエルニーニョの影響で冷夏になるって聞いたんですが…。
倉庫で汗だくになりながら作業をしていたら熱中症になってしまいました。
今年は倉庫に業務用スポットクーラーが欲しい。
経理のおばちゃんに相談してみます。
本日飲んでいる焼酎:尾込商店「さつま寿」
本日飲んでいるのは、尾込商店様の「さつま寿」。
尾込商店のレギュラー焼酎で、濾過を抑えた濃醇な味わいが全国の焼酎ファンに愛される、無骨な芋焼酎です。
香りと味わいの特徴
白麹の芋焼酎らしい、優しく包み込むような、落ち着いた風味と、濃厚な旨味を伴う甘味の余韻が、これでもかと長く続く味わいで、揚げ物や味の濃い料理との相性が抜群です。
今回用意した、鹿児島の醤油を使用し、少し長めに煮て、濃い目に仕上げた煮豆との相性抜群でした!
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.09.04
- 11:59
「古八幡」レビュー|黒麹×長期熟成の深い余韻と、蕎麦にはまる日々の晩酌
最近、蕎麦の素晴らしさに気づいてしまいました。蕎麦はいいですね。蕎麦湯が二日酔いの胃に染み渡ります。
本日飲んでいる焼酎:高良酒造「古八幡」
本日飲んでいるのは、高良酒造様の「古八幡」。
高良酒造様が造る唯一の黒麹仕込みの芋焼酎で、長期熟成酒です。
香りと味わいの特徴
甕の風味と爽やかな青リンゴのような香り、後半にほんのり香るバニラのような熟成香。長期熟成とはいえ、高良酒造様の焼酎らしい飲みごたえのある味わいです。
お湯割りで、ぬるくなると感じる油分を帯びた甘みは八幡らしさが感じられます。
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.09.04
- 11:21
家族の七夕とともに味わう「大和桜747」|甕熟成が生む濃厚な甘みと旨味の限定芋焼酎レビュー
幼児園で娘が作った七夕の願い事は「ピクニックに行きたい」でした。
繁忙期に入る前に、ピクニックに連れて行ってあげよう。
私の願い事は、去年と同じく、「ハイスペック肝機能が欲しい」です。
本日飲んでいる焼酎:大和桜酒造「大和桜747」
本日飲んでいるのは、大和桜酒造様の「大和桜747」。
通常の大和桜のように38度で蒸留を止めるのではなく、そこから蒸留を延長し、27度になるまで蒸留した原酒を和甕で3年熟成した古酒となり、747本の超限定品です。
香りと味わいの特徴
甕貯蔵による特徴的な香りの奥に、カラメルやバニラのような甘い香りが感じられます。
鹿児島の甘い醤油を想わせる旨味が特徴的で、鹿児島で愛されるピリ辛のお菓子「南国珍々豆」との相性が抜群です。
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.07.21
- 13:47
クーラーで冷えた体を包む「薩摩の誉」|雨の日に沁みる王道の芋焼酎レビュー
今日も激しい雨でした。台風も近づいており、心配です。
雨が続いて湿度がひどく、湿度を下げるために付けているクーラーが寒いのですが、その中で飲むお湯割りの旨いこと。
本日飲んでいる焼酎:大山甚七商店「薩摩の誉」
本日飲んでいるのは、大山甚七商店様の薩摩の誉。
大山甚七商店様の代表銘柄です。クーラーで冷えた体を優しく包み込むような、王道の味わいです。
香りと味わいの特徴
ぐいぐい伸びる落ち着きのある芋の甘味が心地よく、体に馴染むような余韻が長く続きます。
優しく芯のある味わいは、大山さんらしさが感じられる本格焼酎です。
飲み飽きのないバランス良い酒質は、2杯、3杯と、つい飲み過ぎてしまい…。
きっと明日も二日酔いです。
今日も美味しいお酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.07.21
- 13:36
牛ノ根蒸留所「九礼土モリ」レビュー|温度で変化する香りと味わいを試飲レポート
マルダイ商店です。
朝から激しい雨と雷でした。玄関先でひっくり返り暴れるカナブンを、そっと助けてあげて、少しいい気分。
発送作業を午前中に済ませ、どうしても今日飲みたかった焼酎を仕入れに出掛けてきました。
豪雨、濃霧、覆面パトカーに苦戦しながら牛ノ根蒸留所様へ。
飲みたかった焼酎は牛ノ根蒸留所様の九礼土モリ。
香りの特徴
グラスに注いだ瞬間に放たれる、洋酒を想わせる樽の優しい香り。リンゴのような爽やかな果実感とバニラの様な甘い香りが広がります。
味わいの変化
口に含むと、アルコール感を感じさせない滑らかな口当たり。角が取れた柔らかさの中に、牛ノ根蒸留所らしい特有のコクが感じられます。
氷が溶け、少し温度が上がると樽の香りやバニラやチョコレート感が強く感じられます。
ストレートで飲むと甘酸っぱいプラムのような酸味が感じられます。温度帯で激しく変化する味わいが楽しめる1本です。
氷が溶け切ったタイミングの香りは絶品です。
- 2026.07.14
- 11:05
村尾と薩摩茶屋を飲み比べ|米麹の違いが生む個性と味わいをレビュー
マルダイ商店です。
鹿児島は台風が通過してから、梅雨入りが嘘のような涼しく気持ちのいい日が続いています。一年中この気候がいいです。
今回、私たちも飲める機会が少ない村尾を与えてもらい、薩摩茶屋との飲み比べを楽しんでおります。
村尾と薩摩茶屋の違い(米麹の違い)
村尾と薩摩茶屋の違いは、米麹に使用される米の違いになります。村尾は国産米、薩摩茶屋はタイ米が使用されています。
焼酎造りにおいて、国産米とタイ米のどちらが優れているというわけではなく、どちらにも素晴らしい特徴があり、それを実感できる飲み比べです。
村尾の特徴
村尾はややオイリーで、甘さ控えめの芳醇で香ばしい印象。米の旨味と甕の風味が濃厚に感じられます。
薩摩茶屋の特徴
薩摩茶屋は芋の風味や優しい甘味が感じられます。村尾で強く感じる甕の特徴や芳醇な香りもありますが、バランスがよく、まとまりのある味わいです。
飲み比べの印象
飲み比べると、村尾はパンチがあり、一杯で数杯分の満足感が得られる「特別な日の一杯」という印象。
薩摩茶屋はスペックの平均値が高いレベルでバランスよく感じられるため、飲み疲れせず、つい飲み過ぎてしまう「日々の常飲酒」といった印象です。
入荷数に限りがあり、少量ではございますが、店頭やオンラインショップでもゲリラ的に販売しておりますので、ご来店、またはオンラインショップを覗いてみて下さい。
今日も美味い酒が飲める幸せに感謝。
- 2026.07.14
- 11:03
つるし八千代伝レビュー|特許製法“つるし芋”の濃厚な甘みを、降灰の日に味わう
マルダイ商店です。
ここ数日、桜島の噴火が激しく、滅多に降灰しない南さつま市にも久しぶりに火山灰が降りました。しかも雨と一緒に。
鹿児島県民にとっては見慣れた光景とはいえ、真っ黒な雨がフロントガラスに降り注ぐと傷が付くもので、ワイパーを動かすのもためらうほどで…。火山灰は痒いし、掃除も大変です。
それでも、この火山灰土壌のシラス台地があるからこそ、芋焼酎づくりに欠かせないサツマイモが健やかに育つ。大変さと恵みが隣り合わせなのが、鹿児島らしいところだと改めて感じました。
本日飲んでいる焼酎:つるし八千代伝
本日飲んでいるのは、八千代伝酒造様のつるし八千代伝。
鹿児島県垂水産の自社栽培ベニハルカを、特許製法で“吊して”糖度を高めた糖蜜熟成つるし芋を使用した一本です。
味わいの特徴
糖蜜化してねっとりとした焼き芋の蜜のような濃厚さ。それでいて、くどくない甘みが口いっぱいに広がります。
おすすめの飲み方
お湯割りにすると、特有の香ばしさと甘い余韻がふわりと立ち上がり、なんとも心地よい仕上がり。
すっきり楽しむならロック、濃厚な甘みを堪能するならお湯割りがおすすめです。
- 2026.07.14
- 10:59












