店長おすすめ焼酎
店長おすすめ焼酎|鹿児島本格焼酎の厳選セレクト【公式通販】マルダイ商店
店長おすすめお湯割り焼酎
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この焼酎だけは外せない。私がこよなく愛する一本で、佐藤白麹と迷いましたが、佐藤特有の香ばしい味わいに芋の旨味やコクがより強く感じられる黒麹を選びました。私にとって佐藤酒造は酒屋を継ぐきっかけとなった思い入れのある焼酎蔵です。また現在、蔵をまとめ焼酎造りの指揮を取る佐藤酒造五代目とは同い年ということもあり、仕事の枠を超えプライベートで、よく飲み合う仲となりました。思い入れが深く、飲めば感じることは多くありますが、その感情を抜きにしても、「まぁ旨い...。」安定感のある芳醇な香りに黄金千貫の優しい甘み。佐藤酒造は、原料である芋の処理に異常なほど向き合っており、傷みや土から生まれる意図しない香りや雑味を徹底して除去し、芋本来の風味を強く表現し、お湯割りにして美味しい焼酎を探求し造り続けています。私はその姿勢や、ぶれない信念で造られているこの焼酎が大好きです。
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2025年10月に鹿児島に110蔵目となる焼酎蔵として新たに誕生した牛ノ根蒸留所が造る王道の芋焼酎「健土」。新しい焼酎蔵を造るのはかなりハードルが高く、物理的な資金面もそうですが、酒造免許の交付は、ほぼ不可能と言っても過言ではありません。その逆行を乗り越え強い信念を貫き、誕生した牛ノ根蒸留所です。牛ノ根蒸留所初代杜氏の八木さんとの出会いは2016年。私が酒屋を継ぐ決心をし、右も左も分からない頃、今とは別の蔵で杜氏を務めていた八木さんと出会い、農業と焼酎造りへの想いに触れ、私も胸が熱くなったことを覚えています。農業と共に革新的な製法を生み出してきた八木さんが新たに造った焼酎「健土」。湯割りで本領を発揮する黄金千貫の旨味、甕壺仕込みの深い味わいや、上質な甘み。八木さんの人柄が滲み出る王道の一本です。
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国立公園である霧嶋國立公園内の山奥に蔵を構える万膳酒造。蔵に向かう道中はこのまま進んで大丈夫なんだろうか?と思うような険しく細い山道をしばらく進むと美しい水が流れる渓流横に山小舎の蔵と呼ばれるに相応しい小規模ながら立派な蔵が現れます。山中の少し開けた場所にある万膳酒造はとにかく自然豊かで景色が美しく、蔵の横を流れる渓流の音を聞いているだけで心が整います。万膳さんはこの雄大な自然の中で「暮らしの中に焼酎造りがある」と言い、自然に抗わず、手造り焼酎を造り続けています。製麹は手麹。温度管理は自然換気で行います。甕で丁寧に発酵させ木桶蒸留器で蒸留された焼酎は万膳酒造を取り囲む大自然を思わせる木の香りと優しい口当たり。木桶蒸留器は使用期限があり、新しく造り換えらえ、新しい木桶蒸留器は木の香りが強く表現されます。気候や蒸留器の具合で感じられる味わいが微妙に変化するのも、その年の自然を味わっているように感じられ特別感の強い芋焼酎です。
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全国の芋焼酎ファンから、長年に渡り熱烈に愛され続けている芋焼酎「八幡」。私も例に違わず熱狂的な愛飲者であるわけです。高良さんが蔵に入った当時、杜氏に造りを教わるはずでしたが、二年目で急遽引退され、多く学ぶことなく、ほぼ独学で焼酎造りを始め、八幡の味わいを変えぬよう必死に焼酎造りに取り組まれたそうです。蔵の敷地の裏山から湧き出る、名水百選に選ばれた清水の湧水と新鮮な黄金千貫を用い甕で仕込まれる味わいは、言葉では表現しきれない芳醇な味わいが感じられます。お湯で割ることで芳醇な香りと芋の風味は更に際立ち、至福の味わいです。また八幡は新酒に切り替わる12月頃が濃厚に感じられ、9月頃にかけ徐々に円やかな甘みへ変わっていきます。一年を通して様々な表情を楽しめる大好きな一本です。
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熊本県天草市の天草酒造が造る池の露。初めて池の露を飲んだ時の記憶は今でも鮮明に覚えています。2016年の熊本震災がきっかけでした。熊本復興チャリティーイベントの一環で焼酎のイベントにスタッフとして参加。その打上げで初めて飲んだのが池の露でした。濃厚な甘さなのにくどくない。バランスがよくいつまでも飲み続けられる味わいにかなりの衝撃を感じたことを覚えています。そしてもっと衝撃だったのが池の露を造る杜氏との出会い。豪快で破天荒な方ですが、ひとたび造りに入るとストイックに焼酎造りに向き合う姿が非常にかっこいい。青を基調にした鮮やかなラベルは天草酒造から眺めた夏の海を思い出します。天草の風土と人の温かさを感じる味わいです。
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大和桜酒造も万膳酒造や中村酒造場のように手造りで焼酎を造る蔵です。機械を使うことなく製麹から手作業で行い、サウナ室のような木で覆われた、麹室(こうじむろ)で、蒸した米に種麹を掛け、麹蓋と呼ばれる小さな木箱で製麹しています。製麹は一定の温度に保つ必要があり、温度が上がり過ぎると麹菌は死滅し、下がり過ぎると麹菌の繁殖が止まってしまうため、米を攪拌したり、換気、麹蓋の積み替えなど、様々な方法を用いて数時間ごとに手作業で温度をコントロールします。何度か室に入り作業した経験がありますが、あまりの暑さに私は長時間の作業は無理でした。過酷な環境で手造りされた焼酎は風味豊かで、蔵それぞれの個性が強く感じられる気がします。手麹、伝統の甕仕込み。手間暇かけ造られた焼酎の優しい味わいがたまりません。











